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タイトルは常に漢字二文字にこだわっただけの日記。  *広告目的のコメントはwho54211の判断により消去・ブロックさせていただきますのであしからず*


by who54211

予知

うちの母と姉はいわゆる霊感が強い人たちである。

小さいころから母はお葬式とか法事なんかにいって、読経が始まるとよくトランスしていた。
一度、小学生のころに車で九州の伯母の家に向かう途中、母が突然博多弁で話を始めて、それと同時にワタシの足が急にしびれ始めたことがあった。

ちなみにうちの母は愛知県豊川市から出たことがない。ゆえに三河弁しかしゃべらないはずなのだ。

しばらくして伯母の家に着いて、落ち着いた母に聞いたところ、「じーちゃん(すでに他界している父親の父)と喋ってた」と言っていた。ワタシの足がしびれたのも、ワタシの足の下にたまたま位牌(というかなんでそんな大事なものをそんなところに入れたのかという疑問もあるのだが)があったからじーさまがイタズラしたと言ってた、と言われた。

姉は姉で、別の伯母がガンで臨死をさまよっているときに、やはり突然泣きだしたと思ったら、博多弁をしゃべり始めたことがある。

ワタシ自身はそういう体質ではないらしいが、病院で働いていたときに患者さんの夢を見て、翌朝その患者さんが亡くなった、ということはたまにあった。

今朝、なぜか朝2時に目が覚めた。
誰かに起こされた感じだったのだが、雇用主さんやクライアントさんの声はしなかったので、とりあえずトイレに行って、また寝た。

お昼の支度をしていると、雇用主さんに言われた。

「私が伝記を書いてる詩人さんが昨夜亡くなったのよ」

言っておくが、ワタシ、この詩人さんと面識もないし詩すら読んだことはない。
今朝ワタシを起こしたのはこの人のような気がしないでもない。

詩人P.K ペイジは93年の長い人生の幕を昨日閉じた。大往生だと思う。
カナダの文学史に大きな功績を残した偉大な詩人さんらしい。ワタシは日本語の詩ですらなかなか理解できない人なので、英語となったら完全にお手上げで、彼女のモノに限らず英語の詩に手をつけたことがないので知識はないんだけど。

雇用主さんは、今月中にこの人に会いに行く予定だった。
ただ、クライアントさんの病院通いが今月多くてスケジュールが組めないままになっていたのだ。
その矢先の訃報であり、お葬式には必ず列席しないといけない、という。

問題はそれがいつなのか?ということである。

P.K ペイジはもともとイギリス出身で、カナダに渡り、その後南米に行ったりもしており、国際的な交流があるのだ。親戚やら友人知人を呼ぶとなると相当時間がかかる。
なので、北米だと普通亡くなってすぐにお葬式、ということが多いのだが、多分それはなさそうだ、というのが雇用主さんの見解だ。

心配なのは、雇用主さんの本のほうである。彼女はまだまだP.K ペイジ本人に聞きたいことがあっただろうに・・・。きっと完成させることはできても、本人に読んでもらって確認してもらうことはもうできない。

雇用主さん、思いのほかショックのようである・・・。大丈夫かな???
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ブログん家
by who54211 | 2010-01-15 08:54 | 報告