タイトルは常に漢字二文字にこだわっただけの日記。  *広告目的のコメントはwho54211の判断により消去・ブロックさせていただきますのであしからず*


by who54211

共通

ずいぶんと長いことかかったけど、やっと小説「武田信玄」を読み終わった。
どうも武田信玄っていうと、信玄もちと川中島の合戦のことしか思い浮かばなかったのだが、この人、ほんと天下統一まで後一歩だったのね。
京へ上って織田信長を討とう、という一歩手前で結核のため永眠した、というのがこの作者さんの推測。
作者の人も記していたが、武田信玄の死については時期もはっきりせず、死に場所も歴史書によってさまざまなのだそうだ。天下統一一歩手前まで近づいていた信玄だが、自分の死期を悟って息子・勝頼に「死んだことは3年間伏せよ」と遺言したらしい。
彼の京都に武田菱の旗を立てる、という夢は夢のまま終わってしまったのね。
ま~小説書くくらいだから、この作者さんは信玄の大ファンだったと思うのだが、今なおファンが多いんだよね、この人には。政治のやり方も侵略の仕方も非常に手堅く賢い方法だったんだ、ということをこの小説を読んで実感した。もちろん小説なのだが、歴史上の出来事をそのものはきちんと反映されているので、信玄公が行ってきた政治のやり方も親切に説明してあった。

ワタシの地元で戦国時代の有名人といえば、この武田信玄の息子、勝頼に磔にされた「鳥居強右衛門」という人がいる。この人はほんとに地元の中学のエリアの出身なのだ。「忠義を尽くす」ということで非常に有名な人で、うちの弟くんは中学のときに何かのイベントでこの人を演じていた。
ただ、実は武田信玄にゆかりが深い地元出身者はこの人だけではなく、あの軍師「山本勘助」も豊川市の生まれだと言われている。この人って存在そのものが疑われてるのだが出身地も歴史書によって違うみたいなんだが、この小説のなかでは牛久保の生まれになっていた。

そこまでふるさと愛があるワタシではないが、こういう発見はうれしかったりするw。

ワタシがこの小説を読み終えるころ、カナダの偉大な政治家が一人この世を去った。
Jack Laytonである。
f0129786_845454.jpg

カナダに国民皆保険制度を取り入れさせた政党「NDP(New Democratic Party)」の党首。
前回の選挙でNDPが躍進したのは彼の努力の賜物といっても過言ではないだろう。
お隣にいるのは奥さんなのだが、奥さんは中国系なのだ。なのでレイトンさんは中国語も話せたらしい。
そして、移民政策に対して寛大だったのだ。

前回の選挙で、現政権が再選を果たしたんだけど、NDPが野党第一党になったのはカナダ史上初めてのことで、毎回与党がリベラルかコンサバティブで野党第一党はそのとき負けたほう、という2大政党(実際には小さい政党が協力して勝ってるらしいんだけど)だったカナダに3番手が現れた、というわけである。

ところが5月の選挙で躍進してまもなく7月の終わりに「がん治療のためいったん国会を長期欠席する」と会見し、そしてこの月曜に突然の訃報である。
61歳という若さ。奥さんもお父さんも癌に打ち勝ったが、本人は勝てなかった。

死を目前にNDPの次期党首についてしたためた手紙を彼は残している。
どうやら選挙のときも癌は進行していたようで、死期も悟っていたようだ。

...だが、彼に代わるリーダーをNDPはまだ育成しきれていなかった、というのが現状だろう。

風俗店で警察に事情聴取なんかされたこともあるやんちゃなレイトンさんだったが、力強いリーダーだった、と思う。

ワタシは政治に詳しいわけではないし、ニュースもきちんと追っているわけではないのだが、武田信玄の小説を読破したタイミングでこの人が亡くなった、と聞いてやはりここに残しておきたかった。

ご冥福を祈りつつ、NDPの次のリーダーが彼をしのぐ人物であってほしいと願う。



にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 海外生活ブログ カナダ情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 移住生活へ
にほんブログ村


ブログん家

[PR]
Commented by みにお。 at 2011-08-26 18:58 x
川中島より信玄もちの方が先に来るあたりがステキw。
Commented by who54211 at 2011-08-27 07:07
>みにお。さま
武田信玄っていったら信玄もちでしょ?あの黒蜜たっぷりなところがいいよねw。
川中島の合戦って有名だけどさ、結局駆け引きで終わっちゃってるんだよね、あの戦い...。世間的に「信玄VS謙信」のイメージが強いけど、実際には謙信よりも信玄のほうが戦略的にはうまかったんじゃないのかな?と思う。ついでにこの小説の中では「謙信は信玄に塩を送ってない」って言ってた。なんだよ、あの有名なことわざはこっからきてると思ってたワタシの今までを返せ!とちょっと思ったw。
Commented by みにお。 at 2011-08-28 19:02 x
うはははは!
小説だと、書く人によって人物像が違うから
色々読んでみたら面白いのかもねw。
Commented by who54211 at 2011-08-29 08:08
>みにお。さま
この作家さん、一応歴史上の文献全部洗って書いてたみたいなんだけどさ、どの文献を見ても「敵に塩を送った」という事実が出てこなかったみたい。山梨って海なし県じゃん?静岡と神奈川から塩が止められたらしいんだけど、結局関東方面から塩が送られてたらしいんだよね。だからわざわざ新潟から送ってもらわなくても良かったらしい、というのがこの人の解釈だったw。
ほんと、ほかの小説とか大河ドラマ(この小説も大河ドラマになってる)を見比べてみても面白いかもね。だが果たしてバンクーバー図書館にあるのか?そこが問題だw。
by who54211 | 2011-08-26 09:03 | 人間 | Comments(4)