育男
2017年 02月 22日
「イクメン」という言葉が出てきて久しい。
この言葉を英訳しようとすると、それは「Daddy」になる。
逆に「Daddy」を和訳すると「父親」。
でもイクメン=父親ではないことも多い。
テレビジャパンで「スクスク子育て」を見てて、この「イクメン」の回があったのだが、見ててすごく不思議だった。
出てくるお父さん一生懸命やってるのに、ダメだししかしないお母さん。
何をしたらいいのか分からないのにちゃんと聞けないお父さんに「それくらいわかるでしょ?」で済ませるお母さん。
なんかお父さんどうこうって前に「夫婦間でコミュニケーション取れてますか?」と聞きたくなるような事例ばっかりだった。
子育ては確かにいろんなことに追われて、お母さんお父さんとしてなんとかしなきゃ思うことがたくさんあるけど、できちゃった婚だったとしても、子供が産まれるまでの間に夫婦として人間関係を築いていく期間があると思うのだ。
親になる前は単なる男と女で、夫婦になって夫と妻という役割が増え、そこに子供が現れて父親母親という役割が増える。役割が増えるけど根本の人間関係は変わらない。
パートナーを選ぶ時に、「この人ならなんでもしてくれる」と思う相手を選ぶには、自分のことを良く見つめて、大切にしないとそういう相手には出会えない。結婚してから、出産してから「こんなはずじゃなかった」と思うときは、相手は自分のことを写す鏡だと思って接した方がいい。自分がそう思ってる以上に相手もそう思ってることがほとんどだ。
だからこそ、子供の前でパートナーの文句を言うのはおかしいとワタシは思う。だってそれ、自分に文句言ってるのよ。
「イクメン」という言葉がかってに広がっていってるのは、きっと育児家事しても誉められることのないお母さんの心の叫びのような気がする。お母さんのことも褒めてよっていう。
さて、「スクスク子育て」の中で一つ面白い事例があった。
海外のカップルで、お父さんは仕事が忙しくて物理的に育児家事に関われないのだが、お母さんは満足している。
子供がお母さんに向かって暴力を振るった時に
「僕の1番大切な人に向かってなんてことをするんだ!」
とお父さんが子供を叱ったんだそうだ。
子供はいずれ手元から巣立っていく。
その後、自分のパートナーと過ごすわけだが、自信を持って楽しみだと言える間柄でいたいものだ。
by who54211
| 2017-02-22 12:15
| 人間