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タイトルは常に漢字二文字にこだわっただけの日記。  *広告目的のコメントはwho54211の判断により消去・ブロックさせていただきますのであしからず*


by who54211

成長

火曜日の団体男子の決勝で見事銀メダルを獲った日本チーム。

今日は個人総合の決勝だった。NHKは水泳優先で放送は途中から・・・。

したらちょうど富田くんが落下したところだった・・・。

富田くんの体操選手としてすごいところは、その美しさももちろんだが、怪我が少ないことにある。
ところが今回の吊り輪からの落下はひどかった。左手が本来のタイミングから完全に早く外れてしまったなと思った次の瞬間には、膝から落下したのだ。

解説の小西さんいわく、着地技の前に行った前方宙返りの時点で肩がおかしかった、とのこと。頸を冷す姿が痛々しかった。

しかしその後の演技はすばらしく、団体予選・決勝に臨むまえから富田君がずっとモットーにしていた「美しい体操」を実行していたのだ。

前回の世界選手権から、体操競技の採点法は変わり、難度を審査するA得点、そしてその完成度を審査するB得点の合計20点満点の採点になったのだ。
中国の選手は、得意種目でいわゆるA得点を上げてきてそのまま優勝した。

すごい技を繰り出す、というのも体操の醍醐味でもあるが、富田君の360度どこから見てもまっすぐな倒立をはじめとするからだの線の美しい体操、ワタシは好きである。

年齢からいくと次のオリンピックは微妙になるが、若手の育成のためにもまだまだ第一線でがんばってもらいたい選手である。

今回銀メダルを獲得した内村君は、この富田君を「負かしたい」とNHK杯の前に言っていた。内村君もあん馬で二度の落下をしたにも関わらず、銀メダルだったことを考えると、今後どんどん伸びてくる選手だと思う。優勝した中国人選手と比べるとまだまだ線が細く、体が出来上がっていないカレは、ロンドンではエースとして活躍する選手になってもらいたい。

内村君の魅力は、その軽やかさにある。
カレの床、そして跳馬の演技はその最たるものだ。跳びあがったからだがそのまま無理なく回転・回旋していくのだ。
ただ、怖いのは持病の腰痛・・・。

今回、富田君を上回る成績を残した内村君は、自分の中で「富田さんに勝った」と思わないでもらいたい。できれば直接対決する国内の大会でその実力を競ってもらいたいものだなぁと体操ファンは思うのである。

なんにせよ、種目別はこの二人は別の種目に出るので、それはそれで楽しみ♪

女子の団体5位もがんばったよな~。見れなかったんだけど。

まだまだ盛り上がるオリンピック。でも裏では高校野球も明日から準々決勝。愛知県勢は今日、東邦が負けちゃったので、どこ応援しようかな~と悩む今日この頃である。
by who54211 | 2008-08-14 17:09 | 人間