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by who54211

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言霊

バンクーバーに来たことがある人なら、おそらく聞いたことがあるだろう。

「中華街、特にMainとHastingsの交差点あたりは危ないから近づかないほうがいい」

このあたりには

ホームレスがたくさんいるのだ。
どうしてこうなったのかはよくわからないのだが、とにかくたくさんいるし、ホームレスの人たちのための施設も結構あるのだ。

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これはシェルターだが、寒くなると利用者が増える。バンクーバーだと凍死、ということはあんまりないと思うのだが(それでも極寒・大雪になった2008年は死者がたくさん出た)、寒いと凍傷やら風邪やらで厄介なことになるからだろうね。
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あまりにもシェルター利用の希望者が多い場合は、教会が場所を提供してくれることもある。それでも十分ではないようだが...。

彼らは基本的に一般の人たちには攻撃的ではない。よほどのことがないと声はかけてこないが、年々凶暴化してる、という話も聞く。ワタシは昼間は一人でも歩けるが(すぐそばに警察署もあるし)さすがに夜はここにはめったなことでは一人では行かない。
もちろんドラッグも横行してる。ホームレスは薬物中毒も含めて、バンクーバーが抱える大きな問題のひとつだ。

さて、そんなこのエリア、実はニックネームがある。

「Pain & Wastings(痛みと不要なもの)」

韻を踏んでるだわね。
最初に聞いたときはうまいな~と思っていた。ホームレスの人たちが要らないというわけじゃなくて、彼らがうまいこと社会に溶け込んで社会的に復活してこういうエリアがなくなればいいのに、という意味でね。

で、今日バスに乗ってたらたまたまそのバスの運転手さんがMainとHastingsに近づいて、アナウンス(今はバンクーバー市内のバスはバス停の電子表示板と自動アナウンスがあるのだが、時々ちゃんと乗り換えの案内をしてくれる親切な人がいて、今日はそういう人に当たったのだ)してるときに

「次は『Pain & Wasting』」

とバス停を紹介したのだ。

ワタシはそこで降りるわけではなかったのでぼんやりしてたのだが、そのうち、市の境(メトロバンクーバーエリアでは市の境でゾーンの切り替えがあり、バスの運賃が変わるのでたまに運転手さんがチケットのチェックをする)にきて、チケットのチェックを運転手さんがしてたら、ワタシの後ろに座ってるにいちゃんが

「俺はMainとHasitinsをあぁやって紹介するのは嫌いだ」

と運転手さんに文句を言っていた。

ま、運転手さん的には冗談半分にあの表現を使ったんだろうけど、やっぱり不快な人には不快なんだわね。あのエリアに普通に住んでる人もいるわけだしさ。
それはたとえば日本人の女の子は軽いと言われるのと同じようなものかもしれない。

何気ない一言が時々ぐさりと刺さることもあるのね、というのを実感する出来事。
言葉には力があるってことをわきまえて発言できる人間になりたいものだわ。

と言ったのだ。



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ブログん家

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by who54211 | 2011-09-21 09:41 | 人間 | Comments(4)

暗闇

昨日は今回のコースの目玉といっても過言ではない、ディベートだった。

ディベートのテーマはこれである↓。
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ワタシが最初にバンクーバーに来たころ、「開設する・しない」でもめ、二度目に来た時には無事にオープン、そして三度目に来た時に政権交代に伴い「閉鎖危機」に陥った施設である。

Insiteは、北米で唯一存在する「セーフインジェクションサイト」である。
日本語で表現するならば「安全に麻薬を注射する場所」である。
つまり、清潔な注射針、アルコール綿、精製水などを麻薬使用者に提供し、安全に麻薬を使用する方法を教える施設なのだ。

バンクーバーのダウンタウン、チャイナタウンに近い「イーストサイド」と呼ばれるエリアは、ホームレスに溢れている。
麻薬の乱用についてはずっと前から常にホットな話題である。

このInsiteを利用する人たちのほとんどは10年以上の麻薬常用者がほとんどで、その使用目的も「気分をハイにする(つまり楽しむ)」ためではなく、「なんとか正常の精神レベルを保つため」に使う人が大半を占めている。

言っておくが、麻薬の使用は所持も含めてカナダでは違法である。
つまり、このInsiteの利用者は全員犯罪者、ということになるし、バンクーバー市警もすぐそばにあるのだが、逮捕されることはない。

このInsiteの利用者は平均して一日に800人。それだけの人数を入れられる刑務所はバンクーバーエリアには存在しないというのも事実だが、それ以上にホームレスと麻薬常用の闇は深い。

麻薬に限らず、依存性の高い嗜好品(タバコとかアルコールとかね)から脱却するのは難しい。事実、このInsiteの隣にはOnsiteという麻薬解毒プログラムを受けられる施設が隣接してるが、ここから出ても、またInsiteに戻ってくる人が多いのも事実だ。

それだけ精神状態を保つことが難しい状況に陥ってる麻薬常用者が多いのである。

Insiteは、こうやって戻ってくる利用者を責めることはしない。
Insiteに戻ってくる=もしかしたらまたチャレンジしてくれるかもしれないという希望を捨てないからだ。Insiteはそれだけではなく利用者の希望があればそのほかの福祉サービスの斡旋もする。

前述したが、カナダの首相が保守党のハーパーさんに代わったとき、Insiteは閉鎖危機に陥った。保守党は「この施設は麻薬使用を黙認してる」と考えているからだ。

このInsiteを閉鎖し、麻薬常用者をどこに行かせるつもりだったのだろうか?
確かに利用者の平均滞在時間は30分未満と短時間だが、ここで打てないとなると、彼らは路上で打つということになる。
使用後の注射針は?
万が一オーバードーズしたときに誰が対応するのか?
アルコール綿なしで、注射の痕から何かに感染するリスクもある。

10%のInsite利用者は、HIV感染者、同じ割合でC型肝炎の感染者がいる。

使用後の注射針もそうだが、回し打ちをすることで感染者拡大の可能性がある。

Insite利用中のオーバードーズを含めた麻薬使用による死亡者は現時点は皆無だ。Insiteは看護師が常駐しており、オンコールのドクターも緊急時には駆けつけてくれる。

もちろん、麻薬使用をやめることが一番良いのだ。
だけど中毒というものは、そんなに簡単に治療できるものではない。

ワタシたちにできることはなんなのかを考えさせられるテーマではあったが、このディベート、ワタシは消化不良に終わった。

今、ワタシのクラスは13人生徒がいるのだ。
これを賛成・反対の二チームに分けたので、1チーム7人。つまりひとが多すぎるのだ。
ディベートは基本的にバンクーバー市が打ち出している「4つの柱対策」に基づいているので、その担当者以外の3人は、各自のテーマがないのだ。運悪くその3人のうちの一人になってしまったため、ワタシがリサーチしたのは、「海外の麻薬事情」で、まったくもってディベートには関係なかった。
そのうえ、4つの柱の一つを担当した子が、そのテーマで話し合いしてるときにまったくもって統計数字とか政策のことを把握しておらず、強い意見を言ってくれなかったのも腹立たしかった。責任持てないならはじめに言ってくれればワタシがやったのに!!

まぁ終わっちゃったものに文句いってもしょうがないんだけどさ~。
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by who54211 | 2009-08-09 02:58 | 関心 | Comments(6)

盗人

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前にとあるショッピングモールのリースの写真をUPしたら、mihoguma姐さんに「紫って不況の時に流行るんだよね」と教えてもらったのだが、そうやって言われてみると、街中のクリスマスツリーにも紫のオーナメントが多いような気がしてきたw。

・・・ワタシ、このアオリで就職できないかもなぁ(若干弱気)。

さて世界中、年末のこの時期ってのは、「助け合い」運動が盛んになる。
この前見に行ったサンタ・パレードもFood Bankと呼ばれる貧しい人たちに食べ物を与えるボランティア団体のものだったが、こういう団体さんがいろんなメディアを使って寄付を呼びかけるのだ。
ワタシの通う学校でも「クリスマスハンパー」と呼ばれるギフトを低所得家庭に送るべく、保存食やラッピングしてない新品のおもちゃの寄付を呼び掛けている(ワタシもちょっとだけ協力した)。

12月に入ってすぐのことだが、「The Salvation Army」というボランティア団体の倉庫に泥棒が入り、CA$25,000ものクリスマスギフトや食べ物が盗まれたのである。
人々の善意を踏みにじるような行為に唖然としていたのだが、災難は続くもので、この団体が運営するユーズドショップに今度はバスが突っ込んで、CA$100,000以上の損害が出たらしい。

幸いなことに盗品の一部は先週に入って発見されたものもあるらしいが。

しかしこのThe Salvation Army、バンクーバーではよく鈴を片手に赤いバケツ持ってる人を見かけるのだが、どうやら日本でも活動する団体らしく

f0129786_15235050.gif日本語では「救世軍」と呼ばれる団体さんなんだね。今日調べるまで知らなかった・・・。そういえば「社会鍋」ってどっかで聞いたことがあるなぁ・・・。

ワタシが愛聴しているC-FOXでも今週来週とかけてフードバンク活動をしているが、こんなエピソードを紹介していた。

とあるピザチェーンが、食べ物の寄贈者や協力しているボランティアさんのためにピザを配っていたら、林のなかから現れたホームレスであろうおじさんが、「これ、保存食じゃないけど・・・」とオクラ(たぶんどっかで摘んできたんだろうね)を差し出して、ピザをもらおうとしたのだ。「いや、この活動はあなたのような人のためにやってるんですが・・・」と丁寧な説明とともに、ピザ3ピースをおじさんにあげたら、おじさんはまた林へと消えて行ったのだそうだ。

ほかにも明らかにホームレスなおばあさんが、12セントを寄付しようとした話もある。この人にはその時対応したスタッフが10ドルを渡して、「活動の意味を分かってください」とお願いしたのだそうだ。

ホームレス、そして貧困は先進国であっても、非常に大きな社会問題だ。
根本的な解決につながる活動であってほしいと思って今年は、ワタシも少しだけ協力させてもらったが、ほんとはもっとみんなで考えなきゃいけない問題なんだよなぁ・・・。
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by who54211 | 2008-12-11 15:35 | 記事 | Comments(0)

街角

最近ちょっと太ってきたので、学校から帰宅するときは、なるべく歩くようにしている。

バンクーバーの交通システムはバスとスカイトレインで、朝は時間との戦いなので、バス→スカイトレインで通学してるのだが、このスカイトレイン、日本の通勤ラッシュほどではないが、カナダとしてはとても混雑している・・・(ひどいときは5回見送ったりもする)。ここんところ、スカイトレインじゃなくてバス→バスで通学することも多い。スカイトレインのほうが早いのだが。

で、帰り道はというと学校からホームステイ先の最寄のバス停へ経由するバスにスカイトレインを経由せずに乗るために、30分ほど歩いている。

学校のあるダウンタウンからそのバス停まではバンクーバーの中でもキケンといわれるエリア(昼間はそこまで危険じゃないが)を通過しなければならない。

バンクーバーは冬になってもほかのカナダの都市に比べれば比較的温暖で、雪もほとんど降らない(その代わりず~っと雨か曇りで晴れないんだが・・・)。そのせいでホームレスがたくさんいる。ヘイスティングストリートという通りと中華街の一部は正直昼間でも若干イッちゃってる人たちがワラワラいるのだ。(ま~絡まれることはほんとに稀だが・・・)

世の中ほんとにいろんな人がいるもんだ・・・。

バンクーバーには麻薬中毒者のために使い捨ての注射器と消毒を提供する公共施設が存在する。この施設には賛否両論あるが、ホームレスの人たちはこの施設使ってるのかなぁ???この施設の実態そのものが不明瞭な気がしてならない。

日本のホームレスの人たちって「ホームレス」っていう言葉に反してダンボールで家作ったりするけど、こっちのホームレスでそうしてる人ってあんまり見ないかもしれない・・・。寝袋で寝てる人は見かけるけど・・・。パーソナルエリアが狭いのかしらねぇ???

街中を歩いてるといろんなことを発見していろんな思索が出てくるもんだなあ・・・。

正直ワタシは物乞いをする人の気持ちが分からないので、お金をあげたことはない。
ちょっと前にバスから降りたら、明らかに太ってるせいで歩行困難だから歩行器を使って歩いてるおば様に「珈琲買うお金をくれ」と言われて面食らったことがある。福祉システムからお金も出てるんだろうがそれ以上に困っているのかもしれないが、見返りもなく差し上げるだけの余裕などワタシにもない。

人それぞれに問題を抱えているのは分からないでもないが・・・。

どうしてあげるのが一番なんだろうか?そんなことを最近考えながら歩いている。
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by who54211 | 2007-09-19 10:13 | 人間 | Comments(4)